日本は少子高齢化社会のトップランナー。社会構造の急速な変化に対応していくうえで、「高齢者の就業」がひとつのテーマになっています。
2020年、政府は"70歳までの就業機会の確保を企業の努力義務とする、「高年齢者雇用安定法」の改正案"を閣議決定(2021年4月施行)。企業でも定年制度の見直しやシニア採用を行うなど、この世代の活躍促進を狙った取り組みも増え始めました。
このように世の中では高齢者を"社会の重要な担い手"と位置づけている一方で、これからますます社会が変化していく影響を受けるであろう世代の方々自身はキャリアや働くことについてどのように考えているのでしょうか。
そこで私たちiction!では、第1弾として、人生100年時代の折り返し地点にいる45〜64歳の「ミドル・シニア世代」、約47,000名に意識調査を実施し、結果をまとめました。(第1回調査)。
続く第2弾以降は、大企業のミドル・シニア層にフォーカスした調査結果(第2回調査)をご紹介。日本型雇用と言われる新卒一括採用や終身雇用の枠組みが残る環境を長く経験してきた彼らの、仕事・会社・キャリアに対する本音を探っています。
【第1回調査 概要】
対象:現在就業中である45〜64歳の男女47,842名
調査実施期間:2020年10月26日(月)〜10月27日(火)
調査方法:インターネットリサーチ
【第2回調査 概要】
対象:第1回調査の対象者(45〜64歳の男女47,842名)のうち、下記条件に合致した4,124名(5歳ごとに区切った各年齢層1,031名を抽出)
・現在就業中である
・過去に正社員としてグループ規模300名以上の企業に10年以上の勤務経験がある
・今後も就業意欲がある
・今後のキャリアについて考えている、もしくは考えたいと思っている
調査実施期間:2020年10月27日(火)〜10月28日(水)
調査方法:インターネットリサーチ
※ 調査票配信時の性年代情報で集計
※ ウエイトバック集計
-第1回調査:『労働力調査 2019年度』(総務省公表)における就業者数の男女・年齢構成比に基づく
-第2回調査:第1回調査における各年齢層の「自信なし層」「将来不安層」「展望層」「行動層」の構成比に基づく
※ 各年齢層の内訳は、出現の少ない「行動層」は103ssを回収
※ 構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が必ずしも100 とはならない場合があります