十人十色の働き方をご紹介する『COLORS(カラーズ)』。
今回は... 将来、地元に帰って畜産業をやりたいという目標の為に上京。自分で事業を始めるための準備として、業務委託という働き方を選択し、現在は配達員として働く木村さんのストーリをご紹介します。
今の仕事は、将来のための準備期間。
将来は、地元に帰って畜産業をやりたい。私には、昔からもちつづけてきた目標があります。親族が畜産業を営んでいたこともあり、動物は小さい頃から身近なもの。牛や馬って、かわいいんですよね。そんな気持ちはずっと変わらず、自分でもやりたいと考えるようになりました。
上京後、尊敬している知人の勧めで知ったこの会社では、業務委託の配達員として働いています。業務委託という働き方を選んだのは、畜産業をいずれ自分が始める時の準備になると思ったからです。
これには大きく二つあり、まずは確定申告や車検の手続きを自分ですること。税金や社会制度についても、会社任せだったことが自分で学べるようになり、将来自身で経営を行うことになった時にも役立つと思っています。
もう一つは、貯金です。自分で事業を始めるのなら、それなりにまとまったお金も必要ですから、比較的自由に働きながらもしっかりと収入を得られることが、私にとってとても重要なことでした。
みんなが稼げる仕組みを、みんなで支える。
会社員のように固定給ではないので、たくさん働けば働いた分だけ収入につながる。自由度高く働けることは、業務委託の大きなメリットだと感じています。
この会社には、多くの人が「稼ぎたい」という目的をもち、更には資格の勉強など何かと両立していて、休みの日を自由に調整したいと希望する人も。だから社長も「みんなが稼げる環境づくりを通じて、みんなで幸せに」と掲げているんです。
社長は私たち一人ひとりと面談をして、仕事に望んでいることを聞いてくれます。細やかに希望する業務量を確認してくれるので、とにかく稼ぎたい時や、資格の勉強や体調面を考慮して少しセーブしたい時など、希望に応じて、担当する配送量を柔軟に調整してくれています。個人の事情を考慮してくれるので、大変助かっています。
個人で信頼を重ね、信頼が縁になる。
この仕事を始めてから、業務委託とは、「自分の名前を看板にして働くこと」なのだと感じるようになりました。仕事で信頼されるのも、がっかりされて信用を落としてしまうのも、自分の責任。
この会社との出会いも、自分のことを信頼してもらったことから生まれたご縁なのだと改めて感じます。紹介してくれた人に恥をかかせないよう、責任をもって質の高い仕事をする。そういう責任感の強い個人が集まった組織の中で、たくさんの刺激を受けています。
仕事って、つくづく人のつながりだと思うんです。自分の評価・信頼が、次の仕事につながります。評価してもらえれば嬉しいけれど、自分のせいで満足してもらえなかったら次はない。その責任も自分で負うから、緊張感をもって頑張れるのだと思います。これからも、ここで生まれたご縁を大切にしながら、仕事を通じて成長していきたいと思っています。
※掲載記事内容は、2019年12月時点のものです。