中学2年生の子どもを育てながら、最近離婚してシングルマザーになったという奥山ちえりさん(50)。派遣スタッフとして週に3日勤務しつつ、タイ料理教室、タイ人の子どもの通訳、幼稚園でのおやつ教室、Webライティング、子ども食堂のボランティアなどをこなしている。さまざまな仕事は、これまでの経験がつながって実ったもの。奥山さんが今に至るまでの経緯をうかがった。
料理の先生になったのは、1999年にタイへ行ってから
「奥山さんのキャリアやスキルは、タイでの経験なしには語れない。タイで暮らし始めたのは、1999年。27歳のときだった。最初は語学留学としての渡航だったが、有名なタイ料理の先生と知り合い、日本人向けに料理教室を開いて通訳する仕事をスタートした。